安藤広重画 東都八景
著者 安藤広重、アダチ版画研究所
出版元 浮世絵版画研究所
刊行年 昭和46年(1971 Reprint)
サイズ(判型) 24×35.5cm(台紙33.5×48.5)
解説 藤岡屋彦太郎板複製 帙 解説付 彩色木版刷
Woodblock prints
英語・日本語解説付
1、浅草夕照 2、高輪秋月 3、真乳夜雨 4、佃嶋帰帆 5、両国暮雪 6、不忍落雁 7、上野晩鐘 8、洲崎晴嵐
歌川広重 広重 名所 版画 彩色木版画 木版刷 彩色木版刷 浮世絵
歌川 広重(うたがわ ひろしげ)1797年 - 1858年は、江戸時代の浮世絵師。
本名は安藤重右衛門。幼名を徳太郎、のち重右衛門、鉄蔵また徳兵衛とも称した。「安藤広重」と呼ばれたこともあるが、安藤は本姓・広重は号であり、両者を組み合わせて呼ぶのは不適切で、広重自身もそう名乗ったことはない。
江戸の定火消しの安藤家に生まれ家督を継ぎ、その後に浮世絵師となった。
風景を描いた木版画で大人気の画家となり、ゴッホやモネなどの西洋の画家にも影響を与えた。
江戸時代後期、江戸庶民の間では旅行が流行しており、広重のかいた『東海道五十三次』は、人々のあいだで大人気のシリーズになった。「東海道五十三次」等の宿場町や観光名所等を描いた「名所絵」の浮世絵が旅行のお土産として流行した。
広重は主に海、山、川、池等を背景に江戸の人々の生活風景を躍動的に描き、フランス印象派のゴッホ等の画家は広重の浮世絵に多大な影響を受け、海外では「広重ブルー」なる言葉も生まれるなど、藍色を基調とした美しい風景が描かれている。
多くの自然とともに、当時整備された道、橋、河川、港等のインフラが随所に描かれており、古くからインフラが大規模に整備され、江戸の人々の生活や経済活動に密接なものとなっていたと推測される。